2015年08月03日
【Q】これからお墓を建てようと考えていますが、墓相学にそってお墓を建てるべきでしょうか?
【A】
そもそも墓相学とはお墓の建て方や住んでいる方の家から見る方位学から子孫・一族の運命的吉凶を見る相学で、統計学的に確立されているものとされています。また、墓相は紀元前の中国で発祥した風水地理学を源流としており、現在でも中国や韓国をはじめ、東アジア諸国に根付いているようです。
石材業を営んでいる私の個人的な意見ですが、「墓相学によってお墓を建てるべきか?」については、必ずしもそのようなことはないと思います。そもそもお墓というのは故人の生きた証であり子孫が先祖を供養するための大切なシンボルです。先祖に感謝して先祖が眠るお墓を大切に想うことが重要であり、そのための一つの手段として墓相学を参考にすることは意味のあることかもしれませんが、墓相学によって墓地の場所、墓石の方向、形等の全てを決めることは施主様のお墓への想いがなくなってしまいますので、本当にご先祖様が喜ぶとは思えません。
仕事柄、多くのお墓を見てきました。なかには小さな石がおいてあるだけのお墓があります。しかし、周辺に雑草がなく、いつもお線香の跡があり、小塔婆と生花が添えられていることもあります。決して立派な墓石ではないにせよ、誰かがきちんとお墓参りに来ていることがうかがえます。
このようなことから考えると、お墓を建てるときに何が大切なのかは明白です。お墓を建てるということは、吉相福地に墓所を造営することによって子孫の繁栄を図ることが目的ではなく、故人に安らかに眠っていただくためであり遺族が故人を想い大切に供養するためのものです。そのような優しい気持ちでいることが子孫や一族の反映につながるのだと信じます。
墓相学はあくまで統計的学問という位置づけとして捉え、今の自分が出来ることを、心を込めて実践してください。
そもそも墓相学とはお墓の建て方や住んでいる方の家から見る方位学から子孫・一族の運命的吉凶を見る相学で、統計学的に確立されているものとされています。また、墓相は紀元前の中国で発祥した風水地理学を源流としており、現在でも中国や韓国をはじめ、東アジア諸国に根付いているようです。
石材業を営んでいる私の個人的な意見ですが、「墓相学によってお墓を建てるべきか?」については、必ずしもそのようなことはないと思います。そもそもお墓というのは故人の生きた証であり子孫が先祖を供養するための大切なシンボルです。先祖に感謝して先祖が眠るお墓を大切に想うことが重要であり、そのための一つの手段として墓相学を参考にすることは意味のあることかもしれませんが、墓相学によって墓地の場所、墓石の方向、形等の全てを決めることは施主様のお墓への想いがなくなってしまいますので、本当にご先祖様が喜ぶとは思えません。
仕事柄、多くのお墓を見てきました。なかには小さな石がおいてあるだけのお墓があります。しかし、周辺に雑草がなく、いつもお線香の跡があり、小塔婆と生花が添えられていることもあります。決して立派な墓石ではないにせよ、誰かがきちんとお墓参りに来ていることがうかがえます。
このようなことから考えると、お墓を建てるときに何が大切なのかは明白です。お墓を建てるということは、吉相福地に墓所を造営することによって子孫の繁栄を図ることが目的ではなく、故人に安らかに眠っていただくためであり遺族が故人を想い大切に供養するためのものです。そのような優しい気持ちでいることが子孫や一族の反映につながるのだと信じます。
墓相学はあくまで統計的学問という位置づけとして捉え、今の自分が出来ることを、心を込めて実践してください。
Posted by
よしさん
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00:42
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